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パルミーで「ゲームグラフィック基礎講座」体験/かかった時間・良かった点・改善して欲しい点など

2021-02-26

パルミーで「ゲームグラフィック基礎講座」体験/かかった時間・良かった点・改善して欲しい点など

現実にはないアイテムを描いていくので、資料の探し方など素材を決めるまでの工程が参考になりました。

過去にいくつかの講座を受けてきましたが、すべて先生が動画で描いて、それを真似して描いていくという形でしたが、今回は基本は動画視聴のみで実演授業でした。

デジタルイラスト初心者なのですが、こちらの講座は中級になります。
なぜ、この講座を選んだのかというと、幻想イラストを描けるようになりたいとパルミー運営にメールしたら、おすすめ講座の中にあったからです。
そのあたり詳しくは「モチーフ別 背景の描き方講座」を終えた後のまとめブログに「なぜ ”モチーフ別 背景の描き方講座” を選んだのか」に書きました。

[nlink url="https://fukudamari.com/motif_background_course_summary/"]

【目次】

  1. 1.基礎知識編:アイテムのデザイン
  2. 2.基礎知識編:アイテムの質感(マテリアル表現)
  3. 3.実践編:アイテム作例メイキング
  4. 4.「ゲームグラフィック基礎講座」で良かった点、改善して欲しい点
  5. 5.「ゲームグラフィック基礎講座」受講完了までにかかった期間
  6. 6.まとめ
  7. 7.取り組み講座 / ゲームグラフィック基礎講座 アイテムデザイン質感表現編 by 酒井達也先生

デジタルイラスト初心者「ふく」のオンライン講座体験記

2020年6月にデジタルイラストを勉強しようと思い立つ。
2020年7月からオンライン教室「パルミー(Palmie)」の利用開始。
幻想イラストとか描きたいと思うが、まだデジタルイラスト超初心者。毎日、30分から60分はイラスト時間を確保できるように頑張ってます!

目次

1.基礎知識編:アイテムのデザイン

描くことはなく、11チャプターからなる解説動画でした。

プロの先生がどうやってアイディアを絞り出して、完成にもっていくのかの過程を聞く事ができますので、今後に自分の作品に取り組む時の参考になったり、「このやり方でいいんだ」という自信に繋がると思います。

大テーマ 小テーマ 時間
1.基礎知識編:アイテムのデザイン 授業スタート 0分52秒
この講座について 3分26秒
何のためにデザインするのか 2分32秒
デザインの例 14分41秒
用途別の注意点 7分42秒
デザインの考え方 11分4秒
制作フロー1:資料収集 21分32秒
制作フロー2:アイデアスケッチ 4分25秒
制作フロー3:ラフデザイン 4分20秒
制作フロー4:クリンナップ 3分32秒
制作フロー5:カラーリング 4分9秒
合計 1時間18分15秒

2.基礎知識編:アイテムの質感(マテリアル表現)

7チャプターからなる動画解説で実践はなしです。

「木材」「金属」「石材」「ガラス」など特徴的な材質の質感を出すのに先生がどういったところに注目して描いているかが参考になります。

大テーマ 小テーマ 時間
2.基礎知識編:アイテムの質感(マテリアル表現) 授業スタート 0分39秒
質感の描き方 10分9秒
材質の特徴:木材 7分3秒
材質の特徴:金属 10分33秒
材質の特徴:石材 7分36秒
材質の特徴:ガラス 17分17秒
質感の練習方法 24分54秒
合計 1時間00分54秒

3.実践編:アイテム作例メイキング

別で酒井達也先生の講座を受けてきた内容の復習にもなるような講義内容ですが、基本は実演授業です。

今までのパルミーでは基本は先生が1つ1つ描いていく工程を見せてくれるので、それを習って同じように描いていましたが、この講座は一部だけ抜粋でブラシ運びや色の塗り方を見せてくれるという感じです。

大テーマ 小テーマ 時間
3.実践編:アイテム作例メイキング 授業スタート 1分0秒
制作の流れ:ポーションを描く 36分31秒
木と金属の質感:盾を描く 30分20秒
石とガラスの質感:練習テンプレートの実演 22分10秒
塗り方の応用編:グレースケールから着色する 14分12秒
まとめ 2分9秒
合計 1時間46分22秒

制作の流れ:ポーションを描く

先生の見本を掲載できないのが残念ですが、本当にお上手で「こんな絵が描く事は現実的に可能なんだな」と思うと嬉しくなっちゃいます!

酒井達也先生の講座をいくつか受講しましたが、フォトショップで教えてくださいます。それがクリップスタジオの私にとっては難易度が高めでした。

それぞれのソフトで機能が違うところを色々と調べながら、なんとか動画についていくという感じでした(涙)

ポーションを描く時の線画はクリップスタジオを使ってらっしゃいました。
クリスタってやっぱり線画を描くにはいいんですね!
ベクターレイヤー万歳!嬉しい♪

ベクターレイヤーは線画を描いた後に「線の色」「線の形」「ブラシの形」などを変更できます。
また、消しゴムツールで消すのも楽です。線の一部をクリックすると交点までいっきに消してくれたりします♪

線画ができたら先生はフォトショップで着色されます。

ガラスや液体の透明感の出し方や光の当たり方、暗い部分はどこに入れるのかなどを抜粋しながら説明してくださいました。

以前に「モチーフ別背景の描き方講座」で「ガラス」を描いた事がありましたので、その復習と確認になるような内容でした。

[nlink url="https://fukudamari.com/draw_glass/"]

木と金属の質感:盾を描く

こちらの実演授業では線画は完成してフォトショップでの着色からスタートでした。

木と金属のかけ合わせでできた盾なので、「木」「金属」それぞれの質感の描き分けが主な講義内容です。

あとは酒井達也先生の別の授業で習った事と重複する部分もありますが、光や影を入れる場所の解説でした。

使い込まれてるであろう「盾」は傷・サビ・汚れなどを入れて、1枚の絵にストーリー性を盛り込んでいくのも、過去の講座と同じく参考になりました。

盾の金属部分は「モチーフ別背景の描き方講座」で「朽ちた金属」を描いた事がありましたので、その復習と確認にもなりました。

[nlink url="https://fukudamari.com/background_motif/"]

先生は三角ブラシを草木だけでなく、シャープな線(今回の場合は傷)とかにもよく普段使いされています。

石とガラスの質感:練習テンプレートの実演

デジタルイラストの専門学校でよくやる練習方法との事ですが、同じ形(この講座の場合は卵型)に塗りだけで別の質感を出すという練習方法があるみたいです。

卵型に石やガラスの質感を出す塗りの実演をしてくださいます。

「モチーフ別背景の描き方講座」で「岩・石」「ガラス」を描いた事がありましたので、そちらと合わせて受講するといいと思いました。

[nlink url="https://fukudamari.com/draw_rock_luminous/"]

[nlink url="https://fukudamari.com/draw_glass/"]

塗り方の応用編:グレースケールから着色する

先生が描いた宝箱の線画を例にしてくれました。

線画も含めて、宝箱の木目や中のクッションなどすべてをグレースケールで描いて、上からオーバーレイで着色していくという方法でした。

オーバーレイモード:
「乗算モード」と「スクリーン」の両方の特徴を持つモード。
下の色と合わせて明るいところはより明るく、暗いところはより暗く合成
*乗算モード:下の色と合わせてより暗く合成
*スクリーン:下の色と合わせてより明るく合成

オーバーレイでべた塗りしても、ちゃんと下地の明暗や模様がなじんでました。

50%よりも薄いグレーで塗ったところは描画色より明るくなり、50%より濃いグレーで塗ったところは描画色より暗くなるという感じです。

モノトーンで明暗含めて描いてから着色する方法を「グリザイユ画法」というそうですが、個人的には完成イメージを図りずらいので難しそうな印象を受けました。

最終的には色相を変えたりして、色に変化を入れてらっしゃいました。

4.「ゲームグラフィック基礎講座」受講完了までにかかった期間

会社員の私は、1日に30分~1時間程度とって動画を見ていました。

ある程度、まとめて時間が取れれば、会社に行く前と帰ってからの時間で1日で見終わる事も可能かと思います。
合計で3時間51分36秒の動画になります。

5.「ゲームグラフィック基礎講座」で良かった点、改善して欲しい点

良かった点

モチーフをどこから見つけてくるのか参考になった
資料から、架空のファンタジー建築を作るプロの思考回路の一部が理解できた
光と影の入れ方の勉強になった
プロの描く過程を見ながら練習できるので自信がついた

改善して欲しい点

できれば、先生の全工程の描いている過程があると嬉しいが、実演授業という事でそこは我慢する
チャプターごとに「受講完了ボタン」がないので、達成感にやや欠けるのと、どこまでやったのか次の日に分かりづらい

6.まとめ

アイデアの元となる資料をどうやって探すのか」、「アイテムのデザインにまつわる裏ストーリーを自分なりに考えて、本当に実在していたかのように生活感を入れる」など参考になるお話でした。

全ての筆運びを見せて頂けるわけではないので、全く同じ絵を真似して描くのは難しそうですが、空き時間にさらりと見るだけでも参考になると思います。

7.取り組み講座 / ゲームグラフィック基礎講座 アイテムデザイン質感表現編 by 酒井達也先生

ゲームに使える!アイテムの描き方講座!
この講座は、ゲーム向けの「アイテムの描き方」が学べる講座です。

デザインと質感(マテリアル)の2つの要素をキーワードに、ゲームグラフィックとしてアイテムオブジェクトを描くときのポイントを解説します。

アイテムのデザイン方法、制作時の注意点、デザイン制作フローの紹介や、質感(マテリアル)の描き方、素材別の質感表現のポイントなど、現場で使われている知識やテクニックが学べます。

ポーションや武器を実演で描くメイキング実践編も収録。お手本データと練習用データもダウンロードできるので、動画を見ながら自分で練習もできます。

「自作ゲームを作っている・作りたい」「ゲーム業界のお仕事に興味がある」「リアルな質感のイラストを描けるようになりたい」という人におすすめの講座です!

パルミー(Palmie)

 

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