今回は「ファンタジー背景講座」の集大成というか、今まで勉強してきたパーツを色々と組み合わせて1つのファンタジーイラストを仕上げていきます!
「ファンタジー背景講座」のブログは今回が3回目です。
過去のブログはこちら↓
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今回は「ファンタジー背景講座」の中の「5.ファンタジー背景メイキング」に取り組んでいきますが、動画再生時間は今までの倍くらいの「2時間21分30秒」!!
動画ではある程度ベースを描いたところからスタートしてますが、私はベースから描くところからスタートですし、先生みたいにスラスラ描ける訳ではないので、実際はもっと時間がかかると思いますが、頑張ります!
目次
*1~4は過去のブログに掲載しています
- ファンタジー背景の基礎知識
「ファンタジー背景の描き方講座 その1」 - ファンタジー背景のモチーフ:草・雲の描き方
「ファンタジー背景の描き方講座 その1」 - ファンタジー背景のモチーフ:木・水面の描き方
「ファンタジー背景の描き方講座 その1」 - ファンタジー背景のモチーフ:地形・建物の描き方
「ファンタジー背景の描き方講座 その2」 - ファンタジー背景メイキング
「ファンタジー背景の描き方講座 最終回」 - 「ファンタジー背景講座」の良かった点・改善して欲しい点
「ファンタジー背景の描き方講座 最終回」 - 「ファンタジー背景講座」受講完了までにかかった期間
「ファンタジー背景の描き方講座 最終回」 - まとめ
「ファンタジー背景の描き方講座 最終回」
デジタルイラスト初心者「ふく」のオンライン講座体験記
2020年6月にデジタルイラストを勉強しようと思い立つ。
2020年7月からオンライン教室「パルミー(Palmie)」の利用開始。
幻想イラストとか描きたいと思うが、まだデジタルイラスト超初心者。毎日、30分から60分はイラスト時間を確保できるように頑張ってます!
目次
5.ファンタジー背景メイキング
大テーマ | 小テーマ | 時間 |
---|---|---|
5.ファンタジー背景メイキング | 授業スタート | 5分19秒 |
自然物を描く(手前の岩) | 14分36秒 | |
自然物を描く(岩の続き) | 7分57秒 | |
自然物を描く(平原) | 8分25秒 | |
自然物を描く(川・滝のベース) | 3分15秒 | |
自然物を描く(城の前の森) | 9分6秒 | |
自然物を描く(後ろの山) | 637分0秒 | |
人工物を描く(城を描き込む) | 18分33秒 | |
滝を描く(水面の考え方) | 16分1秒 | |
浮島を描く(岩・山のように) | 5分15秒 | |
雲を描く(雲の役割・描き方) | 33分37秒 | |
色調整(色合いやフレア) | 12分49秒 | |
合計 | 2時間21分30秒 |
動画ではすでに完成に近いくらいのラフが描き終わってるところから始まります。
色もある程度塗られています。
一応、ダウンロード資料がないかどうか見てみましたが、どうやらないようです(涙)
動画視聴だけならいいですが、先生と一緒に描き進めたいので、何とかベースを描いてみる事にしました。
おそらく、先生はここからかなり描いたり、消したりして修正していくだろうと思いますので、本当にざっくりと模写する事にしました。
まずは配置のためにばっくりと最初のラフを描きました。
先生は「フォトショップ」を使ってますが、私は「クリップスタジオ」なので、「ベクターレイヤー」で線画を描いてます。
線画の修正にとっても便利です♪
配置が決まったので更にラフを描きました。
動画のスタート段階のラフイラストを参考に似せてベースを塗り終わったところ。
もうちょっとシルエットをとって、光と影を入れました。
このあたりから動画に合わせて描き進めていきたいと思います。
ちなみに実際は本当に「すでに完成してるんじゃないの?」って一瞬思っちゃうくらいのクオリティでもっと描き込まれた状態からのスタートです(汗)
でも先生も描いていく中で色々と修正するかもですし、「この時点ではあまり寄せすぎなくてもいいのかな」と判断しました(ちょっと逃げも入ってるかも)
浮島の「手前の岩」から描きますが、さっそく先生はラフの岩を削ったりしていたので、やっぱりラフはある程度でおいてて正解でしたね(と自分自身に言い聞かせてます)
先生はどんなブラシを使っているのか分かりませんが、自分自身では「岩」「石」などの硬そうな自然物を描くブラシを色々模索中です。。。
最初は「筆」→「厚塗り」→「ガッシュ」とか選んで塗ってみたりしましたが、最終的には今回は「筆」→「水彩」→「万能筆」で塗る事にしました。
(万能筆ってもしかして、パルミーでもらったか、パルミーでおススメされて入れた筆だったかも、、、ちょっと記憶があいまいですが、、、)
どの筆で描くにしても大体は最初は「不透明度」を100%でくっきり塗って、後から明るいところと暗いところを「不透明度」を下げて重ね塗りするようにしています。
元の形を変えたい時はまた「不透明度」を100%にして描き足したり、「消しゴム」で消したりします。
基本は「万能筆」で進めていきましたが、「岩のざらざらした質感を出したいな」と思い、途中で「筆」→「ガッシュ」や「ドライガッシュ」も使ってみることにしました。
ある程度、手前の岩を描き込んだところで先生が「時短テクニックです」という事で「コピースタンプ」ツールを使いました。
先生はフォトショップ、私はクリスタ、、、
「クリスタには無い機能だったら、一から模写だな」と思って、ググってみるとクリスタにも「コピースタンプ」ツールがありました!
「色混ぜ」→「コピースタンプ」を選択して、コピー元のところでaltキーを押しながらクリックします。
コピーしたいところをクリックしてドラッグすると、、
コピーされていきます。
一か所だけまるまるコピーすると「あ、コピペだ」ってばればれの出来になるので何か所かのコピーを混ぜて、更に手を加えると全部手描きで描いたかのように自然になるそうです。
この後もコツコツを岩を書き足して、削ってを繰り返しました。
この時点で動画再生時間は約30分弱・・・
私の作業時間は何倍もかかってて、ラフを描いた時間も入れると6時間以上は余裕でかかってると思います。
いったん、手前の岩はここまでにしておきます。
やろうと思えば、いつまででもできそうです。
ざっくり描いた他の背景 ⇔ 描き込んだ手前の岩 との差がすごい(汗)
平原に描き込みをしていきます。
「草が薄くなって地面が見えているところ」や、「盛り上がったところの光と影」、「草」、「石ころ」などを描いていきました。
細かい草は「万能筆」でかなり細いサイズで「不透明度100%」でチョンチョン描いていきました。
平原を描き終わりました。
次は川・滝に手を入れていきます。
先生はいったん、暗~い色で川と滝を塗りつぶしたので、それにならいましたぁ!
先生は何の筆かわかりませんが、私は今までと同じく「万能筆」を使ってます。
お城の前の岩も描き込んでいきます。滝はまたあとで手を加えられるんだろうと思います。
城の手前の岩と森を描き込んでいるうちに気づいたのですが、、、、、
私のもともと作ったキャンバスが非常に小さかったと思います。
(キャンバスサイズ:1000x600ピクセル・・小さいですよね、、失敗)
なんか、ギザギザしているというか、ぼやけてるというか、、
上手く描けないわけです。
とりあえず、お城の手前の岩・森・平原・奥の山を描いて、お城回りの自然がかなりできました!
いよいよ、お城を描いていくのですが、もともとのキャンバスサイズを小さくしてしまったため、岩でさえ描くのが大変でした。
お城はもっと小さいので、動画みたいに細かい窓とか描き込んでいけない。。。。
昔のゲーム機かガラケー画面みたいに近くで見るとドットが目立ちます(涙)
↓どこの場所を描いてるかわかりますか?(汗)
近くで見たらドット絵になってしまいますが、、、頑張ってお城を完成させました(^o^)
次は水面を描いていきました。
同じ講座の「ファンタジー背景の描き方講座」で湖や海を描いた時みたいに、水面の光が当たってる部分や、岩との境目の泡立っている部分にハイライトを入れていきました。
「ファンタジー背景メイキング」の以前のブログにも書きましたが、先生は幻想的なイメージにするためにピンクやブルーを入れたりするようです。
ここで、合成モードは「オーバーレイ」で水色をブルーを水に入れていきました。
滝が終わるとこにも水蒸気を入れてぼかしていきました。
私はパルミーの別講座でもらった雲用のブラシを使って、不透明度を50%くらいにして、もやもや感を出しました。
小さな浮島と雲のベースを描きました!
雲はパルミーで以前にもらった雲みたいににじんだブラシを使ってます。
クリスタをお使いの方なら「CLIP STUDIO ASSETS」で「素材をさがす」で「雲 ブラシ」などで検索すれば希望のものが見つかると思います!
なんとなく、自然にメインの浮島の方向に雲が流れていってるような感じを出すとドラマチックになるとの事です。
雲を描く方向を浮島の方向にしたり、「色混ぜ」ツールの「指先」サブツールを使って浮島の方向に流したりしました。
後ろの小さい浮島に「比較(明)」合成モードで、グレーを塗りました。
コントラストを下げたい時に先生はその方法を使うそうです。
コントラストが下がった物体は遠くに見えるとの事です。
確かに、遠くの景色って色のメリハリが少なく見えたりしますよね。
比較(明)モード:塗った色とその下の色を比較して、明るい方の色が反映する
⇒全体的に明るさの差がなくなり、色のメリハリが減る
小さな浮島に「比較(明)」合成モードで青みがかったグレーをのせました。
小さな浮島が全体的に白けて遠くにあるように見えたら成功です。
最後に「オーバーレイ」合成モードを使って、幻想的に仕上げました。
光が当たっている部分:日の光みたいなイエローオレンジを合成
暗い影部分:ブルーグレーを合成
全体的にところどころで:ブルー、パープルを合成
更にピンポイントでハイライトを入れて完成しました。
6.「ファンタジー背景メイキング」の良かった点・改善して欲しい点
良かった点
モチーフをどこから見つけてくるのか参考になった
資料から、架空のファンタジー建築を作るプロの思考回路の一部が理解できた
光と影の入れ方の勉強になった
プロの描く過程を見ながら練習できるので自信がついた
最初はファンタジー背景でよく使うパーツの描き方から教えてもらえるので、私のような初心者でも入りやすかった
改善して欲しい点
チャプターごとに「受講完了ボタン」がないので、達成感にやや欠けるのと、どこまでやったのか次の日に分かりづらい
「湖の描き方」「ファンタジー背景メイキング」とか先生が絵の途中から教えてくれるところはダウンロード資料を用意して動画と一緒に描けるように欲しい
時々、先生がつぶやきながら、色調補正したり、ブラシ変えたりと作業するところがあるが、何をしているのか分からないので説明して欲しい(すみません。。。)
7.「ファンタジー背景講座」受講完了までにかかった期間
最初にとりかかってから、かかった日数は17日でした!
会社員の私は、1日に30分~1時間程度とって動画を見ていました。
今回の講座は割と「ここからのスタートです」「ここまでできました」みたいな感じで、ある程度できあがったイラストからスタートしたり、途中の作業を略したりしていたので、実際は動画再生時間よりも描く時間は相当長くなります。
また、私には週の数日はテニスだったり、他のブログ執筆だったり、ゲームだったりと他の趣味にも時間を割いていたりしますので、更に日数はかかっちゃったとは思います。
動画の細かいチャプターごとの再生時間はブログ内に描きましたので、大きなチャプターごとの再生時間を書きます↓
大テーマ | 時間 |
---|---|
1.ファンタジー背景の基礎知識 | 46分45秒 |
2.ファンタジー背景のモチーフ:草・雲の描き方 | 48分56秒 |
3.ファンタジー背景のモチーフ:木・水面の描き方 | 1時間17分55秒 |
4.ファンタジー背景のモチーフ:地形・建物の描き方 | 1時間6分0秒 |
5.ファンタジー背景メイキング | 2時間21分30秒 |
合計 | 6時間21分6秒 |
しかし!「モチーフ別 背景の描き方講座」という講座をやった時に45日間かかってた事を考えるとめっちゃ上達したと思います!!
いちいち、調べたり、失敗してやり直したりしていて、すっごい時間かかってましたが、だんだん知識が増えてスムーズに描けるようになってきたのかなと実感しています。
8.まとめ
(見てる人はほとんどいなくても)ブログやSNSで自分の描いた作品がアップできる時代だから、最後まで頑張れたと思います。
自分ひとりで描いて満足している時代だったら、途中でなまけていたかもしれません(笑)
最後まで描けたからこそ、基礎練習って大切だな、基礎ができたら大作もいつか描けるようになるんだろうなって想像できました!それが嬉しかったです。
先生は「これからファンタジーモチーフを描く人は、最初は岩・島とかスケールの小さいものから順番にスケールアップすれば力はつくと思います」とおっしゃっていたので、また簡単な基礎練習の講座なども選んで練習したいと思います。
さらに力がついてきたら、一度習った講座も受けなおして、過去の自分と比較してみたいです。
取り組み講座 / ファンタジー背景講座 by はすみゆうき先生
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この講座は、ファンタジーの風景・背景の描き方が学べる背景イラスト講座です。
ファンタジーイラストを描いてみたい人・ゲーム用の背景イラストを描いてみたい人に向けて、プロの背景イラストレーター はすみゆうき先生が、ファンタジー背景制作の基礎知識、ファンタジーの風景・背景を描くための基本モチーフの描き方、実際の背景イラストメイキングを動画で解説します。ファンタジー背景制作のテクニックや、実際に作品を仕上げる手順を学んで、自分だけのファンタジー世界を表現できるようになりましょう!
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